え、学び舎が壊れたって?じゃあ、俺らで作ろうぜって話

どうも、ツナです。

 

カガヤンデオロからバンとフェリーで約6時間の場所、カミギン島。

 

1週間ぶりのカミギンです。

カミギンでは、モバイル・オープン・ハイ・スクール・プログラムを支援しています。

このプログラムは距離的・金銭的・家庭の事情などで普通のクラスに通えない生徒に学習機会を提供します。

具体的には、実際に先生が生徒の家や村を訪れて、教えます。

 

今日は海沿いに位置する「パンギアワン」という村に行く日です。

生徒はロドニー、19歳、Grade10 (高1)。

彼は家計を支えるために、漁師をやりながら、このプログラムで勉強しています。

こんな場所でやってました。

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この村では、即席の木製の机、いす、葉っぱの屋根で構成されています。

これをラーニングセンターと言います。

なんとかっこいい名前でしょうか。

 

さあ、今日もパイロットプロジェクトの対象としている村に着きました!

 

 

 

 

 

 

 

 

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あれ。

 

ん?あれれ?

 

机は??

 

いつもと違うところにいる先生と生徒を発見!!

 

え、今までのところが波にのまれて跡形もなくなってしまったって?

マジか!!

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お前の仕業か。。。

 

 

お、先生と生徒が何かしているぞ。

 

何してるの?と聞いてみたら、

新しいラーニングセンターを今作ってるんだよ」

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対応早い!!

 

今日は授業はなしで、新しい学び舎を作っていきます!

 

誰かが作るんじゃなくて、生徒と先生たちが協力して作っていくんです!!

自主性の塊!!

無いんだったら俺らで作ろうぜって精神、大好きです!

 

学校なんて、自分たちで作ろうと思えば作れちゃうんですね。

 

近くの使わなくなった木を持ってきて、切って、釘打ってと。

なんとまあ、持続可能な生活でしょうか。

 

こんなことやったのって小学校?中学校ぶりくらいですね。

 

しばらくすると、ロドニーの友達が手伝いにきてくれました。

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いやー、ありがたい!!

 

ん?待てよ、お前学校は?

「歯が痛くて、早退してきたよ」

 

お、おう、そうか。

いや、手伝えるなら学校行けよ!

 

でも、友達思いのイイやつです。(あ、名前聞くの忘れた。。)

 

そんなこんなで1時間半かけて、僕、先生、生徒、友達の4人で椅子できました!!

 

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日本だと、こういうの壊れたら、とりあえず捨てて、IKEAとかニトリに買いに行こうってなりますよね?

さらに今だったら、Amazonもありますから、黙っていれば家に届くわけです。

 

しかし、カミギンにはそういったものが無いからこそ、自分たちで作ろう。あるものを使って作っちゃおうって。

 

日本では都会にいると、こんな経験難しいですよね。

僕は青森にいた時、だいぶ山奥の方に住んでいたので、よくおじいちゃんやお父さんと作ったものです。

 

改めて、田舎の方で工作とか山奥で何か作ることの楽しさと重要さを認識しました。

 

みなさん、都会の喧騒に疲れたら、気ままに田舎でこんな生活してみませんか?

 

それでは! 

 

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